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2010/08/12

新刊「クレーム解釈をめぐる諸問題」(商事法務/日本弁理士会中央知的財産研究所編)

 「クレーム解釈をめぐる諸問題」(商事法務、初版第一刷2010年8月17日)は、日本弁理士会の附属機関である中央知的財産研究所の同名の研究報告第23号(平成20年12月:研究期間平成18年9月~平成20年9月)の内容を書籍として刊行したものである。
 同研究所の研究報告の市販書籍としては、『クレーム解釈論』(研究報告第15号、判例タイムズ社)『不正競争防止法-「権利侵害警告」と「営業秘密の保護」について-』(研究報告第17号・第20号、レクシスネクシス・ジャパン)に次ぐ書籍としての刊行となる。

 同研究会では、高林龍教授、大渕哲也教授、田村善之教授、竹中俊子教授ら学者メンバーと、増井和夫弁護士、美勢克彦弁護士、飯塚卓也弁護士、津国肇弁理士、小池豊弁護士・弁理士、紺野昭男弁理士、宮垣聡弁護士・弁理士、小林一任弁理士、南条雅裕弁理士の実務家メンバーが、2年間に亘り毎月の会合開催で議論が行われた。研究報告はクレーム解釈の主要論点が数多くの判例を含めて網羅されており、実務上の解釈指針となろう。

 なお、書籍の作りとしては、索引、判例索引が無いのが残念である。別冊パテントとして発行されている3つの報告書にはいずれも索引、判例索引があり使いやすくなっている。さらに欲を言えば、電子書籍としての刊行、ホームページでの全文公開等にも期待したいところである。

【関連リンク】

◆商事法務:新刊情報:クレーム解釈をめぐる諸問題
(初版第一刷2010年8月17日、定価3.,675円税別、iSBN978-4-7857-1787-2)
http://www.shojihomu.co.jp/newbooks/1787.html

◆判例タイムズ社:クレーム解釈論(2005年12月、定価2,940円税込)
http://www.hanta.co.jp/hon/ISBN4-89186-115-0.htm

◆レクシスネクシス・ジャパン:不正競争防止法研究 ―「権利侵害警告」と「営業秘密の保護」について―(2007年4月、定価5,250円税込、販売雄松堂出版)
http://www.lexisnexis.jp/books/0703.html

◆日本弁理士会:別冊「パテント」
http://www.jpaa.or.jp/activity/publication/another/
*日本弁理士会中央知的財産研究所の研究報告第25号「商標の使用について」が別冊パテント第1号、研究報告第26号「特許法104条の3に関する研究」が同2号、研究報告第27号「進歩性について」が同第3号として発行、販売されている。

以上

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