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2010/08/23

文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回2010/08/23)=報告内容の具体化アクションは?

本日平成22年8月23日(月)に開催された文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回2010/08/23)を傍聴、ツイート実況を行った。実況内容はTogetterにもまとめたが(http://togetter.com/li/44117)こちらにも掲載するとともに(実況内容は、当方の作業と能力の範囲内であることをご承知願いたい)、本日の小委員会報告の概要と当方の感想を記しておく。

本日は同小委員会報告のとりまとめの審議が行われたが、前回の会合以降、委員からの意見聴取等が行われていたこともあり、委員からの意見等は少なく、会合時間も通例通り2時間(15時~17時)予定のところ、約30分間で早々に、報告書案は一部修正を主査に一任し承認された。

小委員会報告は、デジタル・ネットワーク社会に対する認識・評価、著作権制度の果たす役割、の認識を踏まえ、今後の検討が必要な著作権関連施策について、(1)国民にとって理解しやすい、わかりやすい法制度に変えていく、という視点と、著作物の保護と著作物等の流通・利用の円滑化とバランスを図るという視点を持つことが必要、(2)また、ワーキングチームを設けるなど、課題の性質を見極めた、効率的・機動的な検討が進められるような工夫が必要、であると指摘した。
その上で、検討課題として、デジタル・ネットワーク社会に対応した著作権システムの構築(著作権法制の在り方、利用に係る新たなルール、書籍のデジタル化)、著作権に係る教育及び普及・啓発、著作権法制上の引き続きの重要課題(私的録論録画補償金制度、保護期間延長問題、放送と通信の融合、違法流通対策)などを挙げている。

■基本問題小委員会報告(案)概要(今回会合で資料1として配布されたもの)クリックで拡大。
Kihongaiyo1
Kihongaiyo2

私見となるが、残念ながら、本報告は問題点や論点の抽出にとどまった感があり、その具体化、法制化、実施等のアクションに踏み込んだものとはなっていない(この点は会合の最後の方で瀬尾委員も述べていた)。また、本報告は、来年平成23年1月開催予定の著作権分科会の全体会議に報告するとのことであるが、特にインターネット、ビジネスを巡る急速な流れの中で、そのようなペースでよいのだろうかとの疑問を呈したくなる。委員各位の意見、尽力が無駄なものとならない取組を期待したい。
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★2010/08/24 11:50 追記 配付資料が文化庁サイトに掲載された。議事内容はまだ
文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(平成22年第5回)議事録
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/kihon/h22_08/gijiroku.html
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■文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回2010/08/23)実況ツイート

●【知財】文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回)15~17時 http://bit.ly/9VXUs6 傍聴席なう。当方の能力と作業の範囲内でツイート実況し、会議終了後togetterにまとめる予定です #c_policy posted at 14:51:20
●なお、実況中はハッシュタグは付けません。RT 【知財】文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回)15~17時(略)傍聴席なう。当方の能力と作業の範囲内でツイート実況し、会議終了後togetter(略) #c_policy posted at 14:53:41

●議事次第:1.開会、2.議事(1)基本問題小委員会報告(案)について(2)その他、3.閉会 となっています。 posted at 14:54:14

●配付資料は、以下3点(次から1資料1ツイート) posted at 14:54:39
●資料1.基本問題小委員会報告(案)概要[※A4判片面2頁、PPTスライド] posted at 14:54:52
●資料2.基本問題小委員会報告(案)[※A4判両面通しの頁番号113、報告本文は1~19頁。20頁以降は附属資料として、小委員会委員名簿、審議経過、委員提出意見まとめ、ヒアリング者提出資料] posted at 14:56:39
●資料3.基本問題小委員会:委員提出意見まとめ(案)[※A4判両面16頁、前回第4回における委員からの意見等を踏まえて加筆・修正した箇所に網掛け有り] posted at 14:58:15

●野村主査:定刻開会宣言。議事公開、傍聴の確認(異議無し)。 posted at 15:03:04
●事務局:人事異動報告、配付資料の配付資料確認(先刻ツイート)。 posted at 15:03:12

●野村主査:では予定通り基本問題小委員会報告(案)の審議に入る。事務局から報告(案)の説明を。 posted at 15:07:45

●事務局:資料2.基本問題小委員会報告(案)により修正点等を説明。2頁、下から二つ目の○の1行目、著作権保護のあり方、?頁、法制問題小委員会にあわせ「日本版フェアユース」→「権利制限の一般規定」に統一(続く) posted at 15:15:32
●事務局:(続き)。ヒアリング対象者の意見であることを明確にした。9頁の二つ目の○。15頁の③意思表示システムの構築。18頁、ダビング10に関する記述修正。 posted at 15:15:41

●野村主査:報告(案)について意見や質問を。 posted at 15:16:15

●??委員:資料1の2頁、私的録音録画補償金制度に関する記述? posted at 15:16:23
●事務局:関係者間での協議を設けることを想定していたが、現在は関係省庁である経産省等と相談中。報告書(案)の16頁に記述。 posted at 15:17:07

●宮川委員:資料2の19頁の第2節まとめの一つ目の○で指している部分がわからない。 posted at 15:17:16
●事務局:ご指摘の通り誤りであり修正する。 posted at 15:17:25

●石坂委員:レコード協会では修学旅行等の見学等の一環として違法ダウンロード等の啓発教育を行っている。既に知っているという生徒は少ない。現状学校教育の中でどの程度の教育が行われているのか? posted at 15:20:26
●事務局:必須の課程には含まれていない。取り上げることができるという形(*この発言再現不十分かも) posted at 15:21:07
●石坂委員:強調したいのは中学生等に義務教育の一環として行うのも重要だが、教師必須の知識であることをアジェンダとして入れて戴きたい。 posted at 15:21:31

●宮川委員:資料2の37頁の当方の意見の3項目目。「ただし」として断定的に書かれている部分は、ユーザーに対する啓蒙等を考慮し、削除してほしい。 posted at 15:23:15
●事務局:削除する。 posted at 15:23:35

●*お一人(発言者不明)メモ取り損ね。 posted at 15:24:02

●瀬尾委員:報告書については特にない。ただこれは問題点を抽出しただけであり、これらの問題点への対策をどう法制化するかというアクションが重要。時代の流れの中で早いタイミングで具体化するプロセスが重要。この小委員会か、他の場かはともかく、スピードをもって対応すべき。 posted at 15:28:19

●野村主査:他にご意見はあるか(*委員から発言無し)。本日ご指摘のご意見等は当方が修正で承認戴いたということで、本日の小委員会報告にて本小委員会の活動は一区切りとさせていただく。 posted at 15:31:09
●事務局:お礼と今後の予定。*本小委員会の報告は(来年1月?)の著作権分科会の全体会議に報告するとのこと。 posted at 15:32:42
●野村主査:閉会(15:31) posted at 15:32:51

●*まぁ委員の方々は事前に意見を出していたとはいえ、早かったですね・・・・・ posted at 15:33:21

●【知財】文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第5回2010/08/23)当方実況ツイート(能力と作業の範囲内)をトゥギャりました http://togetter.com/li/44117 #c_policy posted at 15:44:22

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